デビューへの旅の恥は書き捨て

毎月1日に自作の脚本を載せています。

今日から始める脚本掲載ブログ!

初めまして。

『こばし友也』というペンネームで脚本を書いている者です。

"脚本を書いている"なんて言うと、プロの脚本家みたいですが、正直に言いますと。

脚本家を目指してシナリオスクールに通っている只のフリーターです。

 

僕はテレビドラマを書くことに憧れて、5年程前からシナリオスクールに通って脚本の勉強を始めました。

東京、表参道にありますシナリオ・センターという学校です。

シナリオ・センター(ここから先はシナセンと略させてもらいます)には独自の課題、

『20枚シナリオ』というものがあります。

僕が今所属している研修科というところでは、20枚シナリオを30本書き上げると修了というかたちになります。

この30本には予めお題が設定されていて、課題1の「魅力ある男」に始まり、「誘惑」、「再会」、「刑事」などとあって課題30の「時代劇」まで、順番通りに完成させていくというルールです。

20枚シナリオは、その名の通り20枚で書くシナリオの事なんですが、脚本に使う原稿用紙は、いわゆる誰もが想像する400字詰めの原稿用紙とは違っていて、一枚が200字詰めになっています。形状もちょうど400字詰め原稿用紙を半分に切ったようなもので、「ペラ」という名前で呼ばれています。

まぁ実際はパソコンで書くので、ペラは殆ど使いませんが。

20枚シナリオとは、ペラ換算で20枚のシナリオの事です。

20枚で書いたシナリオを映像化すると、大体10分ぐらいの映像作品が出来上がります。

 

とまぁ、その20枚シナリオを僕は主に書いている訳なんですが、

脚本家に憧れてワクワクして始めたものの、実際書いてみると一筋縄ではいかないんですね。

そりゃぁ誰でも簡単に書けたらシナセンなんて学校もいらない訳で…。

僕以外の脚本家志望の方々も苦労されているかと思います。

 

僕はその苦労に甘えて、怠けるようになりました…。

 

初めの内はコンスタントに書いていたものの、今では年に2、3本のペースでしか書けなくなりました。

いや、書かなくなりました…。

 

脚本家になることは諦められない。気持ちとは裏腹に机には向かえない。

 

そんな風にモヤモヤ過ごして、いつの間にか30歳を目前にしたとき、やっと気づきました…

 

「こんなんで脚本家になんてなれる訳ない!」

 

それから僕は一念発起して、敢えて一年間シナセンを離れました。

脚本を書き続けるために何をすればいいのか、たくさん考え、たくさん勉強し、執筆に集中する環境作りの為にがむしゃらに働きました。

そして、一年経った2018年11月。

今日から僕はまた、脚本を書き始めます!

 

一年考える間に思ったんです。

これからは自作をシナセンだけでなく、もっと外部に広く発信するべきだと。

別に、自作に自信がある訳でもありません。発信するなんてめちゃくちゃ恥ずかしいです。

でも、これってプロの脚本家さんはみんな、当たり前にやってることなんですよね。

恥ずかしいとか言ってられないんですよ。プロなら自信はどうであれ頼まれた以上、発信していかなくちゃいけない。

これは脚本家志望のフリーターだって同じだと、僕は考えました。

恥ずかしがってちゃ前に進めない。なのでブログを作って自作を載せていこうと。

 

でも、どんな駄作でも載せりゃぁいいってもんでもないかと思います。

載せる以上は、読んでくれた人に楽しんでもらえるように、出来る限りの創意工夫をしますし、ブログで宣言することがいい意味でのプレッシャーとなって、発信の為に書き続ける努力をします。

これがねらいです。

 

僕はこのブログで、自作の評価を知りたい訳ではありません。

己の鍛錬とモチベーションアップが中心目的です。

 

とは言え、褒められたら素直に嬉しいので、褒めたくなったら遠慮なく感想を書き込んで下さい 笑

批判だって遠慮はいりません。でも常識的な範囲でお願いします…。

 

このブログのタイトルを

『デビューへの旅の恥は書き捨て』

と名付けました。

 

「旅の恥は掻き捨て」という諺があります。

旅先では知った人もいないので、恥ずかしい行いをしたって、その場限りだし大丈夫。

という意味です。

 

恥ずかしがってちゃ前に進めないんです。

いつか来ると信じる、デビューというゴールまでの旅路に、駄作で恥晒しかもしれない脚本を書き捨てていく。

そんな思いを込めました。

 

このブログの目的を、己の鍛錬とモチベーションアップが中心目的と書きましたが。

いつしか多くの脚本家志望の方の目に留まっていって、僕のやっていることで少しでも鼓舞されたり、何かを得たり、執筆活動に一役買ってもらえたら幸いです。

 

と、まず一つ目の記事は自己紹介を兼ねた挨拶で、書き終えたいと思います。

二つ目の記事からいよいよ脚本を載せていきます。

 

脚本家志望のみなさん、共にがんばりましょう!